





3月第五主日礼拝、大阪も桜の開花が始まりました。礼拝メッセージはルカ18:1ー14から。イエさまが弟子たちをみもとに呼んで、祈りについて教えられたところから。一つは弟子たちに向けて語られた『不正な裁判官とやもめの話し』、もう一方はパリサイ人たちに向けて語られた『自分を正しいとする者と取税人の話し』です。どちらもたとえ話しなのですが、当時よく見かける光景でもあったようです。イエスさまの教えは単純です。それこそ子どもでもよくわかる話し。それだけにサーッと読み過ごしてしまいそうですが、よく味わって読めば実に深い内容です。祈りとは何か、神はどのような祈りを望んでいるのか。失望しないで祈りなさい、ただ神の憐れみを求めて祈りなさい。わたしは聞いているから。わたしのことばは時至って必ず成るから。地上の最終地点であるエルサレムも近づいてきて、イエスさまの地上の歩みも残りわずかとなってくる中での遺言のように大切な教えでした。私たちも春は別れと出会いの時期、桜も花もきれいな時期ですが、子どもも大人もなんとなく欝々しがちな時期です。だからこそ祈りを通して、主との交わりを深める時期にしたいものです。