教会のデボーションは詩篇61篇から。ダビデは心が地の果てと思えるような状況で神の名を呼び求めました。それは何の希望もなく、神を遠くに感じるところということでしょう。それでもダビデは「神よ 私の叫びを聞き 私の祈りに耳を傾けてください。」と告白します。人間の限界こそ、神との機会です。深く掘った井戸の底から空を見上げると、昼間でも星が見えると言います。その真昼の星のように普通では見えないものが、人生には幾つもあります。それは暗い井戸の底から見上げた時、見えるものです。神はご自身の民の祈りを、必ず聞いてくださっています。自分が願った時にすぐに結果が得られなくても、神はご自身の計画の中で最善を用意しておられるのです。「こうして 私はあなたの御名を とこしえまでもほめ歌い 日ごとに 私の誓いを果たします。」八方塞がりの中から引き上げられたダビデの賛美が聞こえてきます。主に信頼する者は、恥を見ることも、失望することもない。まことの光である方は必ずご自身の栄光を見せてくださいます。主をほめたたえることは私たちの力です。今日も聖霊がお一人ひとりの歩みを支え、導いてくださいますように。