主はわが羊飼い…

7月第三主日、夏本番を迎え、今日も暑い一日となりました。礼拝メッセージは詩篇23篇から。イスラエルの王だったダビデは晩年、自らの人生を振り返って「主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。」と歌いました。幼いころから羊飼いの仕事を手伝っていたダビデは、羊が羊飼いがいなければ生きていけないこと、羊飼いがいればすべての必要が満たされることをよく知っていました。「たとえ死の陰の谷を歩むとしても 私はわざわいを恐れません。あなたがともにおられますから。」2001年9月11日アメリカ同時多発テロが発生し、世界貿易センタービル、ペンタゴンに次々と旅客機が激突し、悪夢のように建物が壊され大勢の方が亡くなってく中、もう一機がホワイトハウスを標的に飛行していました。でも、そんな犯人たちの計画は、勇敢な乗客たちによって阻まれ、旅客機はピッツバーグ郊外の野原に墜落しました。操縦席に突入する際、勇敢な乗客たちが口にしたのが詩篇23篇だったそうです。人生には時に、思わぬ試練に襲われることがあります。最悪と思われる状況の中にも、たった一つの消えない希望がある。それが神がともにおられるということです。