5月第三主日、小雨の降る中でしたが、今日も大勢の方とともにペンテコステ礼拝を献げました。キリスト教の三大行事の一つ。イエスさまが復活されてから五十日目、約束を待ち望んでいた弟子たちの上に聖霊が降り、その日3000人が救われて初代教会が誕生しました。初代教会の特徴は、麗しい交わりと力強い宣教です。日ごとに主を信じる者たちがますます増える一方で、それに妬みを覚えたサドカイ派の者たちが、使徒たちを捕えて公の留置場に入れました。もはや万事休すでした。ところが、神は主の使いを遣わして使徒たちを助け出され、宮の中でいのちのことばを殻りなさいと命じたのです。そのような度重なる苦難の中にも初代教会は衰退するどころか、ますます発展していきました。その原動力となったのは、彼らが心を一つにして祈り求めること、また、聖霊が彼らとともに証人となっていることです。今度も不思議な方法で助けられた使徒たちは、イエスの名のために辱めを受けたことを喜びながら最高法院を後にしました。山上の説教の一節(マタイ5:10-12)を思い出したのでは。私たちも今日、聖霊の助けを頂いて、力強く福音を証ししていきましょう。