4月第二水曜祈祷会、デボーションは出エジプト記8章を読みました。モーセとアロンの神の警告をファラオが聞き入れないので、ついにエジプトに十の災禍が始まりました。最初はナイル川の水が血に変わるというものでした。ファラオとしてはここまで大変なことになるとは思っていなかったということでしょうか。それでもファラオは心を頑なにし、モーセたちの言うことを聞き入れなかったのです。次は、蛙の大量発生がエジプト全土を覆うというものでした。十の災禍の多くは普段大人しい小動物がエジプトの大都市を倒すという構図です。ファラオはたまらずモーセたちに頼みました「主に祈れ。そうすれば、私はこの民を去らせる。主にいけにえを献げるがよい。」ついにファラオが主の臨在を認め、悔い改めに導かれるかと思いきや、モーセたちの祈りによって一息つくと、再び心を硬くし、彼らの言うことを聞き入れなかったのです。喉元過ぎれば熱さ忘れる…そんなことを繰り返しているから、神は忍耐の限界に達し、9章12節以降は「主はファラオの心を硬くなにされたので…」という言葉が続きます。神は侮られる方ではありません。肝に銘じておきたいものです。