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第75回教団総会が行われました。新理事長、新理事が選出され、教団の新しい歩みが始まりました。しばらくコロナ禍が続きましたので、諸教会とも厳しい教会の歩みだったことが再確認されました。召天された牧師、退職された牧師、兼牧や閉鎖になった教会もありました。人間的な試算では今後ますます厳しい状況が予想されますが、先立つ主に期待して前を向きたいと思います。最終日には正教師試験に合格した新しい牧師たちの按手が行われ、今年も自分の初心を思い返して帰阪しました。さて,教会のデボーションはマタイ26:36から。病人を癒し、嵐をも静めるイエスさまの神としての面が印象的なあまり、苦しみも痛みも味わわれたイエスさまの人間としての面を忘れがちです。そのことをあらためて思い出させてくれるのが、このイエスさまのゲッセマネの祈りでしょう。「わが父よ、できることなら、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしが望むようにではなく、あなたが望まれるようにしてください。」ここにキリスト教の祈りの奥深さがあります。受難週を前に、十字架に向かわれるイエスさまのとりなしの祈りに心を合わせたいと思います。