今年最初の水曜祈祷会がありました。マタイ5:33‐42「偽って誓ってはならない」「目には目を、歯には歯を」の解釈についてイエスさまの教えを学びました。ユダヤ人は誓いをしてもしばしばそれを果たさないことがあったようです。そのために律法学者たちは神の名以外の物を指して誓った場合は果たさなくても許されるという抜け道を考えました。イエスさまはこれに対して「誓ってはいけません」と教えられたのです。また、被害者が加害者に対して、受けた被害と同等の物を弁償してもらう権利(同害復讐法)がありました。これは報復させる権利というより、個人的報復によってお互いの間に争いが続くのを防ぐための規定でした。イエスさまはそうした誤った解釈を正して「悪い者に手向かってはいけません」と教えられたのです。私たちも自分の思い込みや誤った解釈に気をつけたいもの。そして自分の力ではできないからこそ、聖霊の助けを祈り求めたいものです。能登半島地震で亡くなられた方は既に200人を超え、二万人以上の方が避難所生活を余儀なくされています。明朝もキリスト全国災害ネットの世話人会で話し合いますが…主の憐れみを祈るばかりです。