旧約聖書の最後は預言者マラキの言葉をもって閉じられました。それからイエスさまが現れるまでの約400年間、神の言葉を告げる預言者は現れませんでした。言わば沈黙の400年です。そこに突然荒野に現れたのが、バプテスマのヨハネでした。「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」悔い改めるとは、単に反省することではなく、人生の方向転換をし、神に立ち帰ること、人生を新しくやり直すことを意味しました。また、天の御国が近づいたとは、神の統治される国が、イエスさまの到来によって始まりイエスさまの再臨によって完成されるということです。「主の道を用意せよ」とは、救い主を心に迎え入れるために妨げとなっているものを除きなさいということです。私たちも今年、主の通られる道、主の御言葉をまっすぐ受け入れる心備えができているでしょうか。もうすでに目を覆いたくなるような出来事が頻発していますが、だからこそ騒ぐ心を静めて、変わらない御言葉に聴きたいと思います。「あなたがたは心を騒がせてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。」こんな時主はどこにおられるのか…。あの苦しむ人たちとともにおられるのです。