12月第四主日、今日は午前中にクリスマス特別礼拝、また夕方からはクリスマスイブ・キャンドルサービスを献げました。礼拝ではルカ2章から『あなたのための救い主』と題してメッセージをさせていただきました。世界で最初の救い主誕生の知らせは、当時の社会で特に虐げられていた羊飼いたちに告げられました。彼らは寒空の中、野宿をしながら羊の群れの夜番をしていなければならないほど、仕事に追われ、生活に追われていました。神はそんな人々から見下げられていた彼らを選んで、御使いを遣わされたのです。「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」『あなたがた』とは民全体を指す言葉、まさに全世界の人々に向けて語られる神のメッセージでした。羊飼いたちはその知らせを信じて、「さあ、ベツレヘムまで行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見届けて来よう。」と出かけて行きました。この素直な応答ゆえに救い主誕生を目の当たりにしたのです。人間にとっては偶然に思えることも、神にとってはすべてが必然です。皆さまの上にもクリスマスの良き知らせがありますように。