11月の旧約聖書を学ぶ会がありました。出エジプト3章から。モーセは羊の群れを導きながら、神の山ホレブで不思議な光景を目にしました。主の使いが燃える柴の中に現れて「モーセ、モーセ」と呼びかけ、そこで「わたしの民、イスラエルの子らをエジプトから導き出せ。」という神の召命を受けたのです。モーセは思わず「私は、いったい何者なのでしょう」と自分の無力さを訴えました。それでも神は「わたしがあなたとともにいる。これが、あなたのためのしるしである。」と言ってモーセを力づけたのです。私たちも神の語りかけを聴いた時、それが自分の力の及ばないものだと思うとモーセのような言葉をすぐ口にしたくなるのではないでしょうか。でも、神の語りかけにはいつも約束が伴うことを心に留めておきたいものです。神はご自分を「『わたしはある』という者である」と啓示されました。それは神は昔いまし、今いまし、後に来られる方、永遠なる神、あらゆる物質の第一原因である方、他のものに全く依存せずに自立しておられる方であるということです。今日はあらためてこの御言葉が心に残りました。わたしはあるという方が私たちの希望です。