11月第二水曜祈祷会、ヨナ書4章から御言葉を学びました。北イスラエルの預言者ヨナに、神は敵国のニネべへの宣教を命じられましたが、ヨナは主の御顔を避けてタルシシュへ逃れようとしました。神はそんなヨナの不従順を戒めるために嵐を送り、人々は不本意ながら彼を海の中に投げ入れたのです。逆巻く海の中でもはや万事休すのヨナを救ったのは、神が備えられた大魚でした。大魚の腹の中でヨナは感謝の声をあげて、救いは主のものだと確信し、神への再献身を決意します。神は再び、そんなヨナにニネべ宣教を命じ、今度はヨナも従順に従うと、なんとニネべの人々はみな悔い改めに導かれて、神も裁きを思い直されたのです。ヨナはこのことに怒りを燃やし、神に不服を訴え、こんなことなら「死んだ方がまし」とまで言いました。すると神は、今度は一本の唐胡麻、一匹の虫、焼きつくような東風を備えられ、あなたの怒りは当然なのか…と問われたのです。このヨナ書は、ヨナ自身の『懺悔録』と言えます。幸いもわざわいも、神からくるもの。無駄なものはひとつもない。神が望んでおられるのは、今もすべての人が救われて、真理を知るようになることなのです。