10月第四主日、どこからともなく今木犀の甘い香りが漂う、爽やかな季節を迎えました。礼拝メッセージはⅠコリント13章13節から。愛とは何かがはっきりと記されている箇所です。「愛は寛容であり、愛は親切です」戦国時代、キリスト教が伝来されたばかりの頃は『愛』(アガぺー)という言葉を『ご大切』と訳されたというのは有名です。『愛する』と『好意を持つ』とは違います。『愛する』とは相手を大切に扱うことであり、主のご命令です。十字架にかかる前にイエスさまが弟子たちの足を洗われた姿にその模範が示されています。この愛が基になって、愛するからこそ相手を信じ、愛するからこそ相手に希望を持つ。神と人との関係においてもこの愛が結びの帯です。「こういうわけで、いつまでも残るのは信仰と希望と愛、これら三つです。その中で一番すぐれているのは愛です。」信仰、希望、愛…大事なのはこの三つが織りなす関係です。その最初の愛を、イエスさまが私たちにあの十字架上で示してくださり、聖霊によって私たちに賜物として与えてくださいました。土の器に過ぎない者ですが、愛の源泉であるイエスさまがともにいてくださることを感謝します。