教会のデボーションは士師記12章に入りました。士師記はイスラエルの歴史において最も暗い時代と言われます。それは、背信と堕落→主のさばき→憐みを求める→士師が起こされるという図式が繰り返されるからです。しかもイスラエルは、士師が生きている間は神に忠実に仕えますが、士師が亡くなると再び背信と堕落の道を辿っていきます。喉元過ぎれば熱さ忘れるの典型的なパターンです。12章では8番目の士師エフタのことが記されています。エフタはアンモン人との戦いに勝利しますが、軽率な誓願をしてしまったことで一人娘を失うことになってしまいました。「誓ってはならない」と言われたイエスさまの言葉を思い出します。結局エフタは文句を言ってきたエフライムも打ち破り、6年間イスラエルを治め、彼の後にはイブツァン、エロン、ヒレルと士師が起こされていきました。なんとも重苦しい内容が続きますが、13章からはいよいよ最後の士師サムソンの登場です。