月に一度の旧約聖書を学ぶ会。創世記篇としては最終50章から学びました。父ヤコブを見送った後、ヨセフは幸いな晩年でしたが、父が召された後兄弟たちはヨセフからの仕返しを恐れていました。ヨセフの方はもう過去のことを赦しているのに、兄弟たちの方で赦されている実感がなかったのです。私たちはあなたの奴隷ですという兄たちに対して、ヨセフは私は神の代わりになることなどできない、あなたがたがした悪を神は良いことのための計らいとされた、あなたがたの子どもたちも私が養いましょうと、どこまで謙遜で、愛と赦しに富んだヨセフでした。そんな彼にもついに召天の時が来ました。「私は間もなく死ぬ。しかし、神は必ずあなたがたを顧みて…この地から約束の地へ上らせてくださいます。」その時、どうか自分の亡骸も携え上ってほしいと頼みました。毎回、最後に学びのタイトルを聞きますが、『望郷の聖家族』『顧みてくださる主』などが挙がりました。