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教会では月に一度『旧約聖書を学ぶ会』を行っていて、これまで創世記を一章ずつ学んできましたが、残り二章となりました。創世記の後半はエサウとヤコブの長子の権利争いに始まり、創世記に出てくるどの人物よりも長く記されていて、このことからも神の契約の歴史においてヤコブが占める位置がどんなに重要であるかがわかります。ヤコブはやがてイスラエルと呼ばれるようになり、彼の十二人の息子たちから十二部族が誕生しました。失敗と悔い改めを繰り返し、主の励ましと恵みに生かされて、文字通り、波乱万丈の人生を歩んだ人です。今日の学びはそんなヤコブの最期の場面でした。ヤコブは自分の死期が迫る中で子どもたちを呼び寄せ、遺言のように一人一人に神の預言を伝えました。「息子たちに命じ終えると…息絶えて、自分の民に加えられた。」子どもたちに見守られながら平安の内に目を閉じたのでしょう。そして、次に目を開ける時は、主にまみゆる日です。