久しぶりにキリシタン遺物資料館に行ってきました。資料館は教会から車で20分程の所にあるのですが、今日は知人の教会の方々が奈良から来られるというのでお邪魔させて頂きました。今は『ザビエルのはこー隠し続けたキリシタン遺物ー』という企画展を行っていて、歴史を感じる貴重な遺物の数々が展示されています。思えば10数年前に神学校の先生と一緒に来た時には、大神さんという家を訪問させて頂いて、年配のご婦人がおもむろに風呂敷包みの中から厨子入り象牙彫りキリスト磔刑像や紙本銅版画などなど珍しい遺物を見せていただきました。他にも、400年以上前のキリシタンの墓碑を探索したことなど懐かしい思い出がよみがえってきました。1549年に日本に初めてキリスト教が伝来し、ザビエルをはじめ伴天連、伊留満たちによって広められ、高山右近をはじめキリシタン大名まで現れた時代…、命がけで信仰を守り通したキリシタンの息吹を感じて帰ってきました。