教会のデボーションは創世記29章から。住み慣れた地を後にしてヤコブはハランへと旅立ちました。その道中、ヤコブは夢の中で主の語りかけを聴きました。「わたしはあなたとともにいて、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ帰る。」主の一方的な恵みの約束でした。ヤコブはこうして旅を続け、ハランの近くの井戸でラケルと運命的な出会いをします。ラケルは叔父ラバンの娘で、早速、彼女のために7年間あなたに仕えると約束しますが、7年後に待っていたのはラケルの姉レアと結ばれることでした。ヤコブはまんまと騙されて、さらに7年間仕えることになりました。かつて兄エサウを騙したヤコブは、今度は自分が騙されることになったのです。人を欺く者は、人によって欺かれるもの。まさにヤコブは自分が蒔いた種の実を刈り取ることになったのです。だれもが失敗や過ちを繰り返すものですが、大事なのはそこから何を学び、どう立ち直るかです。