4月第三主日、礼拝メッセージはヨハネ20:19‐29。イエスさまが殺されてしまった後、次は自分たちの番かもしれないと弟子たちは恐れて一室に閉じこもっていました。復活の主はそんな彼らの真ん中に立って「平安があなたがたにあるように」と言われました。彼らは驚きましたが、十字架の傷跡を示され、主のよみがえりを確信したのです。一方、その場にいなかったトマスは、他の弟子たちが「私たちは主を見た」と言っても、自分の目で見て、手でさわらなければ決して信じないと宣言しました。トマスは正直な者で、自分を偽ることができなかったのです。イエスさまはそんなトマスの前にも現れてくださって「わたしの手を見なさい」と彼の求めに答えられました。こうして真実な信仰告白に導かれたトマスに、イエスさまはさらに幸いな信仰の世界があることを教えられたのです。見て信じる信仰ではなく、見ずに信じる者の幸いに私たちもあずかっていきたいものです。