4月第二水曜祈祷会、創世記26章から。アブラハムから祝福を受け継いだイサクの時代にも飢饉が起きました。イサクはゲラルのペリシテ人の王アビメレクのもとへ移動し、そこで主の声を聞きました。「エジプトへ下ってはならない。わたしがあなたに告げる地に住みなさい。…わたしはあなたとともにいて、あなたを祝福する。」これらの祝福はイサク自身の功績によるものではなく、父アブラハムのゆえの祝福であり、神からの一方的な恵みの宣言でした。これほどの約束を受けていながら、イサクは父アブラハムと同じ過ちを犯し、妻リベカを妹と偽ります。でも、すぐにアビメレクにわかってしまい、なんとも惨めな結果となりました。その後も、イサクには祝福と試練が交互に起こってきてたびたび信仰が試されていったのです。どんな失敗をしても、主はお見捨てにはならないことを思います。むしろ、試練の中でこそ、信仰は試され、育まれ、成長させられていくのです。