昨日までの雨も止んで、今日は青空が見えました。受難週の最後の土曜日、今日はヨハネ19章を読みました。イエスさまは十字架上で「完了した」と大声を上げ、頭を垂れて霊をお渡しになりました。それは死を前にした断末魔の叫びではなく、ご自分の使命をすべて成し遂げられた勝利宣言でした。イエスさまの亡骸は、アリマタヤのヨセフとニコデモの二人のサンヘドリンの議員が引き取りました。二人とも周りからの冷たい視線も顧みず、新しい墓にイエスさまを埋葬しました。ヨセフに関しては、ユダヤ人を恐れて主の弟子であることを隠していた…とありますが、イエスさまの十字架の死が彼に新しい一歩を踏み出させる重要な契機となったのです。今週、教会のある姉妹から『主人が受洗の決心をしました』と嬉しい報告がありました。『私は洗礼を受けません』とずっと仰っていた方なので、みんな聞いたら驚くでしょう。姉妹の長年の祈りがついに実を結ぶ時がきました。