3月第四主日、花曇りの小雨の降る中、主をほめたたえる礼拝を献げました。メッセージはヨハネ18章から。主イエスは十字架にかかられる前夜、弟子たちとゲッセマネの園に行き最後の祈りの時を持ちました。そこにユダは数百人にも及ぶローマ兵たちを連れてきて、イエスさまを捕らえ、連れ去っていったのです。弟子たちにとってあまりにも衝撃的な光景だったでしょう。でも、それこそが旧約聖書から預言されてきた真のメシアの姿だったのです。私たちも時に、イエスさまへの期待が叶えられず、失望に終わってしまった…と思うことがあるかもしれません。でも、人間にとって最悪と思われるような事態も、神のご計画によれば最善へと動き始めていることがあるのです。私たちの心が揺れ動く中で、「わたしがそれだ」と万事をご存知であられる主の声が響いてきました。十字架への道を歩む主の姿は、その先に私たちには知り得ない神の最善があることを教えているのです。