主のためにできること…

3月第二主日、春めいた温かなお天気でした。礼拝では受難週(passion week)に注目し、イエスさまの十字架への道を辿ります。今日はヨハネ12章からマリアが高価なナルドの香油をイエスさまの足に注ぎ、髪で拭ったところを読みました。マリアはイエスさまの元でいつも御言葉に聴き入っていたからこそ、これが一緒に過ごす最後の時だと感じ、自分にできる精一杯の愛を現しました。それを見たユダは「どうして、この香油を三百デナリで売って、貧しい人々に施さなかったのか」と不満をもらしたのです。イエスさまはそんなユダが金入れからお金を盗んでいることも全部ご存知でした。そして、マリアはわたしのために葬りの備えをしてくれたのだと言ったのです。イエスさまは十字架を前に、このマリアの愛の行為にどれだけ慰められたことでしょう。私たちも、いつでもできることと、この時を逃したらもはやどんなに欲してもできないことを見極めて行動したいものです。