2月第一主日、冬の柔らかな日射しが差し込む会堂で礼拝を献げました。有名な五つのパンと二匹の魚のしるしから、イエスさまのお心を心に留めました。癒しを求めて後をついてくる群衆をイエスさまは深く憐れんで、弟子たちに「どこからパンを買って来て、この人たちに食べさせようか」と言われました。彼らはそんなお金もお店もありませんと愚痴をこぼしますが、イエスさまの質問が人間的な視点から出発したのでは解けない問題であることを理解できませんでした。「イエスがこう言われたのは、ピリポを試すためであり、ご自分が何をしようとしているのかを、知っておられた。」弟子たちが思い煩っている中で、一人の少年が自分の弁当の五つのパンと二匹の魚を差し出します。イエスさまはそれを取り、感謝の祈りを捧げてから、そこにいた全員に分け与えられました。神のなさることはいつも人間の常識を超えたところにあります。人間の限界こそ、神の機会なのです。