12月の旧約聖書を学ぶ会がありました。今日は創世記43章でした。長引く飢饉でいよいよ食物も尽きてきたヤコブは息子たちを再びエジプトに送ろうと考えます。でも、そのためには末のベニヤミンも一緒に行かねばなりません。ユダの真剣に言葉に動かされて、父は仕方なくそれを承諾しますが、最後は全能の神に祈りをもって息子を委ねたのです。こうして一行はエジプトを再訪問し、ヨセフの前に立ちます。ヨセフはそんな兄たちを自宅に招き、丁重にもてなしました。怖くなった兄たちは管理人に正直にこれまでの経緯を話します。「安心しなさい。恐れることはありません。」管理人の優しい言葉に兄たちはホッとしたでしょう。ヨセフは父ヤコブは元気か…兄たちの口から聞きたかったのでしょう。20年ぶりの再会となったベニヤミンを見ると、ヨセフは思わず胸が熱くなって、奥の部屋に行って泣きました。そこでもヨセフは自分の素性を明かさず、神の時を待ったのです。