12月第一水曜祈祷会、昨日に続いてヨハネの黙示録13章から。11章の「二人の証人」は終末における神の民の証言、保護、苦難、殉教を示していました。二人の証人を殺すのは底知れぬ所から上ってくる獣です。この獣は暗黒の力を象徴しています。また、13章の「二匹の獣」は政治的権力と反キリストを支援する偽預言者を表していました。「海からの獣」は天に住む者たちをののしり、四十二カ月間神を冒涜し、「地からの獣」は地に住む人々を惑わし、偶像を拝ませ、逆らう者はみな殺したのです。獣の民を明確にするために、その右の手か額に666の数字を刻印するともあります。こうした恐ろしい出来事の中にも救われる神の民への勧告がありました。「耳のある者は聞きなさい。…ここに、聖徒たちの忍耐と信仰が必要である。…ここに知恵が必要である。」苦難の中でこそ慌てずに神の声に聴従すること、また、落ち着いて信頼すれば力を得ることを覚えたいものです。