水曜祈祷会は朝と夕べに行っていますが、朝は詩篇141篇から、夜はヨナ書4章から御言葉を学びました。詩篇141篇は夕べの祈りとしても有名で、苦難の中でも主に信頼することの大切さを心に留めました。ヨナ書4章は起承転結のクライマックスでした。ヨナは敵国ニネベの滅亡を望みましたが、神が裁きを思い直されたことを怒りました。神はそんなヨナに「あなたは当然であるかのように怒るのか」と問われたのです。こうして神はヨナに一本の唐胡麻と一匹の虫、そして東風を備えてご自身の御旨を示されました。私たちも自分の近視眼的な考えで善悪を判断し、それが思うようにいかないとすぐに怒りを露にすることがあるかもしれません。でも、果たして神へのその不平不満は当然のことなのか…考えたいものです。この書はまさにヨナの悔悛録でした。ヨナ書4章の最後の神の言葉「ましてわたしは…」これこそヨナが預言者として生涯心に刻んだ召命の言葉だったのでしょう。