夕暮れには涙が宿っても…

6月第四主日、今日も30℃を優に超す暑い一日となりました。礼拝は詩篇30篇から「まことに 御怒りは束の間 いのちは恩寵のうちにある。夕暮れには涙が宿っても 朝明けには喜びの叫びがある。」ダビデが重篤な病から癒され、主への感謝を歌った詩篇。人は病気になって初めて健康の有り難さを知ると言いますが、普段どれだけ豊かな恵みにあずかっているかと痛感します。病気を癒すのは、医者でもなく病院でもなく、最終的には主の御心です。私たちは自分の力で生きているのではなく、主にあって生かされていることを思います。平安の日が続くと、ついこの基本的なことを忘れてしまうのかもしれません。コロナ禍にあって、できなくなってしまったことばかりを数えていたように思いますが、あらためてともに礼拝を献げられること、一緒に祈り合うこと、互いに健康であること…これまで以上に感謝するようになりました。今ある幸いを感謝して歩みたいと思います。