4月第一主日、礼拝メッセージはマルコ14:53~ユダの裏切りによって捕らえられたイエスは大祭司カヤパの官邸で、ローマ総督ピラトのもとで最高法院の裁判を受けられました。祭司長たちは死刑判決を勝ち取るために多くの偽証をもって訴えますが、イエスは何もお答えになりませんでした。ただ、ピラトの「あなたはユダヤ人の王なのか」という尋問に「あなたがそう言っています」とだけ答えられたのです。こうした不当な裁判の間にペテロがイエスを三度否定する出来事があります。このペテロしか知らないことを4つの福音書はいずれも記しました。それはペテロが『これが私のしたことだ。でも、主はそんな私を愛することをやめられなかった』と幾度も語っていたからではないでしょうか。真実に立ち続けたイエスと真実に立ち続けられなかったペテロ…。でも、そんなペテロのためにイエスさまが祈っていたからこそ、彼は立ち直って兄弟たちを励ますことができたのです。