ザアカイはお金持ちでしたが、人々からは嫌われ、寂しい生活を送っていました。でも、イエスさまと出会って、その愛にふれ、全く新しい人間に変えられたのです。人々から嫌われるのは誤解もあったかもしれませんが、彼自身の言動にも何か問題があったからでしょう。ザアカイも好きでこんな性格になったんじゃない…など言い分があったかもしれません。私たちもザアカイのような人と交わっていると、自分が傷ついたり、悩まされたりするので、そういう人は避けてできるだけ平均的な人とのつき合いを求めるのかもしれません。でも、イエスさまがそんなザアカイを愛されたのは、彼の中に価値を見出したからではなく、彼もアブラハムの子であると見られたからです。イエスさまはそのままのザアカイを愛され、交わりを持たれました。人を本当に立ち返らせていくのは、こうしたイエスさまの愛です。イエスさまの愛の眼差しを、私たちも祈り求めようではありませんか。