今年最初の旧約聖書を学ぶ会がありました。創世記29章~ヤコブは旅の途中で、ハランの羊飼いたちと出会い、しかも彼らはリベカの兄ラバンをよく知っている者たちでした。そこへラバンの娘ラケルも現われ、ヤコブは運命的な出会いをします。彼はやがて叔父ラバンの家に連れて行かれ、事の次第をすべて話しました。自分がどうしてここに来たのか、兄エサウを騙したこと、孤独な旅の途中で主の約束にあずかり、その臨在にふれたこと、ラケルと出会ったことなど…。時も場所も、すべてのことが主の摂理の中で導かれていたことを感じたことでしょう。そこからヤコブは叔父ラバンに騙されて、姉レアと結婚させられ、七年仕えることになり、さらに妹ラケルと結婚するためにもう七年仕えることになったのです。箴言26:27「穴を掘る者は、自分がその穴に陥り」ヤコブは身をもって騙される者の思いを理解したでしょう。こうしてヤコブへの主の訓練が始まっていくのです。