今日の水曜祈祷会はⅠ歴代誌21章から。ダビデは行く先々で勝利が与えられ、周辺地域を次々と掌握していきました。ところが、そんな飛ぶ鳥を落とす勢いのダビデにサタンが近づき、誘惑を仕掛けたのです。バテ・シェバ事件がダビデ個人の罪とするなら、今回の出来事は王としての過失。その結果は甚大なものとなりました。でも、やはり目を留めたいのは、その後で国王でもあるダビデが重大な過ちに気づいて謙遜に悔い改めたことです。「私はこのようなことをして、大きな罪を犯しました。どうか、このしもべの咎を取り去ってください。私は本当に愚かなことをしました。」ダビデが罪を悔い改め、祭壇を築き、神の赦しと和解を覚えた場所は、やがてソロモンの神殿建設用地として聖別されていきます。残念ながら人間である限り、罪を犯すことは避けられませんが、大事なのはそれとどう向き合い、どう立ち直るかです。神の前の砕かれた心の大切さを思わされました。