今日の水曜祈祷会ではⅠ歴代誌16章から。神の臨在の象徴である主の契約の箱が、無事にエルサレムの天幕の中に安置され、ダビデは力を尽くして礼拝を献げました。「全地よ、主に歌え。日から日へと、御救いの良い知らせを告げよ。」今、都の中心に迎えられた主の栄光は、イスラエルだけでなくすべての国々で賛美され、そしてすべての民がこの礼拝に招かれていると告げていきます。主の臨在を覚えながら、人々が心一つに献げる礼拝はどんなに恵みと感謝に溢れた素晴らしい光景だったでしょう。この歴代誌を読むユダの民も、バビロン捕囚から帰還し、社会的にも政治的にも、そして信仰的にも力を失いかけていましたが、再び礼拝の民としてのアイデンティティを取り戻していったのではないでしょうか。私たちも、まだまだ落ちつかないコロナ禍にありますが、礼拝の民である誇りを持ちつつ、困難に耐え、その先にある希望を見据えて主を賛美していきたいものです。