教会のデボーションは歴代誌Ⅰに入りました。聖書をよく読まれている方でも、いきなり人名の羅列から始まるので読むのをやめてしまう方もいるかもしれません。でも、聖書の中にこうした書があるのを知っておくことは大事で、今はわからなくても後々物語が繋がってくる時があると思います。ここには、バビロン捕囚から帰還した民が、イスラエルの再建、礼拝の確立のために、苦難の中からもう一度力強い礼拝の民へと建て上げられるために書かれた書簡です。彼らにとって系図は重要なものでした。しかも、その始まりを人類の始祖であるアダムから始めているところから、全人類が神礼拝に招かれていることを表わしていると言えます。この系図が何千年の歴史を経て、イエス・キリストによって今日の私たちにまで繋がって、『いのちの書』に名前が記されているとはなんとも驚きです。私たち一人ひとりのことも忘れずに、主の御手の中にあることを感謝いたします。