3月第一主日。教会の桜も咲き始め、イースターの春が近づいてきました。礼拝メッセージはルカ22章のイエスさまが使徒たちと最後の晩餐をしたところからでした。「わたしは、苦しみを受ける前に、あなたがたと一緒にこの過越しの食事をすることを、切に願っていました。」十字架の時が近づく中で、イエスさまがどうしても使徒たちとこの食事をしたかったという切なる思いが伝わってくる言葉です。イエスさまはこの最後の晩餐の時に、今日まで続く聖餐式を定められました。「わたしを覚えて、これを行いなさい。」聖餐式での裂かれたパンと杯のぶどう酒にはイエスさまの裂かれた体と流された血が象徴されています。コロナ禍にあって、聖餐式もしばらく自粛にありましたので、今日はあらためてその意義を心に留めて陪餐しました。3月のメッセージは主イエスが歩まれた十字架への道をたどります。でも、その苦難の道は復活の朝へと続いていることを感謝いたします。