梅花がきれいない時期を迎えました。2月第三主日は詩篇133篇から。人は失ってみて初めてその大切さを知ると言いますが、教会も本当にそのことを思わされた一年でした。「見よ。なんという幸せ、なんという楽しさだろう。兄弟たちが一つになって、ともに生きることは。」バビロンの捕囚から帰ったユダヤ人たちは、かつて神殿にともに集い、ともに神をあがめ、礼拝をささげていた幸いを思い返しながら、やがて神はあの幸いを回復してしてくださるという希望を持ってこの歌を歌いました。私たちもコロナ禍にあって、かつてのようにマスクなしに集まり、思いっきり賛美をし、心置きなく礼拝をささげることは今はできませんが、やがて神は回復の時を与えてくださり、みんなで安心して集える日がくるのを信じて待ち望んでいます。教会、家族、友人、健康…何もかもが「当たり前」ではなく、「有り難い」気持ちを忘れないで、今ある幸いを感謝していきたいものです。