今日は宮沢賢治の晩年の作詩『雨ニモマケズ』のモデルとも言われる斎藤宗次郎さんの誕生日でした。彼は寺の住職の息子として生まれ、21歳でキリスト教に入信し厳しい迫害を受け、非戦論を唱えて小学校教員を免職され自宅が壊され、周りから『デクノボウ』と嘲られました。それでも自分を勘定に入れず、病人を見舞い、気の毒な人を訪ね慰め、道で遊ぶ子どもたちに甘い物を与え可愛がり、常に人目に立たないよう行動し…ただひたすら主の愛と信仰を貫いた斎藤さんの生き様は、いつしか花巻の町中の話題になっていったそうです。内村鑑三に招かれ、花巻を去り上京する際には、町長を含め町の有力者、学校の教師、生徒、神主、僧侶、一般人や物乞いに至るまで大勢の人たちが見送りにきて、駅長は停車時間を延長し、汽車がプラットホームを離れるまで徐行させる配慮まであったとのこと。天と地ほどの差がありますが💦そういう者に私も近づけたら…とあこがれます。