2月第一主日、礼拝では年間聖句の詩篇126篇から説教を聴きました。「主よ、ネゲブの流れのように、私たちを元どおりにしてください。涙とともに種を蒔く者は、喜び叫びながら刈り取る。」神の警告を無視し続けたイスラエルの民はバビロニアに滅ぼされ、多くの民が捕囚として連れて行かれました。しかし、神はそんな彼らを顧みて、ペルシャ王クロスによってユダヤ人を解放し、さらにエルサレム神殿を再建する援助を申し出たのです。それはまさに夢のような出来事でした。ところが、帰還した彼らが目にしたのは、荒廃した神殿、生活の困窮、隣国からの攻撃…厳しい現実でした。誰もが自分の生活を優先し、神殿再建もあきらめかけていたところに、神の介入がありました。預言者ハガイの言葉に民は再び立ち直り、祖国の復興のために祈り始めるのです。「今日から後、わたしは祝福する。」どんな状況の中にも主に信頼し、福音の種を蒔いていこうと思わされました。