1月のデボーションは民数記を読んでいきます。ヘブル語聖書では『荒野にて』と呼ばれる書です。エジプトの奴隷状態から救われたイスラエルの民が、約束の地を目指して荒野を旅する記述です。シナイからカデシュ・バルネアまでの道程は、11日ほどにも関わらず、結局39年も荒野を放浪することになりました。その理由を一言で言うならば、民の不信仰に対する神の訓練です。旅の途中、彼らはさまざまな苦難を経験し、神につぶやき、神に背くこともありました。人生はなかなか思うようにいきません。でも、主はそんな彼らを見捨てることなく、忍耐の限りを尽くしてご自身の契約に対して忠実であられたのです。今日の箇所では「一人ひとり名を数えられた」という言葉が心に残りました。主の前では私たち一人ひとりも十把一絡げではなく、絶えず一人ひとりとして目を留めてくださっていること、そして、天国の書に名が記された者として導いてくださることを感謝します。