2021年の元旦礼拝は詩篇90篇からメッセージを聴きました。神の人モーセは神の導きによって波乱万丈な生涯を送り、最後は約束の地を目前に天に召されました。詩人はそんなモーセの生涯と自分の生涯を重ねて綴っています。永遠なる神に対して、やがて塵に帰る人間のはかなさ。しかも神の御怒りのもと、そのほとんどが労苦とわざわいです。それゆえ詩人はこう祈ります。「どうか教えてください。自分の日を数えることを。そうして私たちに、知恵の心を得させてください。」自分の人生がどのくらい残っているかはだれにもわかりません。ならば生かされている今を感謝して、謙遜と悔い改めをもって、神との交わりに生きることが最善の知恵。神はその道をすべての人の前に用意され、主の現れを慕い求める人にはだれにでも授けてくださるのです。まさに今は恵みの時、救いの日。揺れ動く時代、今年もこの信仰に立って、主と教会に仕えていきたいと思わされました。