10月第二週は出エジプト記14章から。イスラエルの民はエジプトの奴隷状態から救い出され、数々の御業を体験してきました。でも、主はそんな彼らを約束の地に向かう近道ではなく、葦の海を渡る荒野へと導かれたのです。それは「引き返せ」という神の命令によって始まりました。そんな彼らはエジプト軍に追跡され、目の前には葦の海が広がり、万事休すの状態でした。主はなぜそんな袋小路のような道を通らせたのでしょう。それは彼らの信仰を訓練するためであり、主が彼らのために戦われるためであり、主がご自身の栄光を現わすためです。「恐れてはならない。しっかり立って、今日あなたがたのために行われる主の救いを見なさい。」モーセは主のことばを信頼して杖をあげました。すると海が真ん中から分かれて、イスラエルの民は乾いた地面を進むことができたのです。勇気とは恐れがないことではなく、恐れているものに立ち向かって一歩を踏み出すことなのです。