10月第一主日。今日はインターネットの不具合により、予定の時間にライブ配信が行えず、お待ちいただいた方には大変ご迷惑をおかけしました。創世記のヨセフ物語は37~50章までに詳しく記されています。父の寵愛を受けた17歳の青年が、兄たちに見捨てられ、エジプトに奴隷として売られ、不条理に囚人として監獄にまで入れられてしまいました。そんな絶望の淵にありながらヨセフの口から嘆きの言葉はなく、むしろ「主はヨセフとともにおられ」と繰り返されました。彼はさらに長い監獄生活を余儀なくされますが、主はそんなヨセフを忘れないで、ご自身の計画に内に導いておられました。ヨセフはエジプトの王ファラオの夢を解き明かしたことで宰相に任命され、大飢饉からエジプトを救い、ついには兄たちとも和解し、父ヤコブとの感動の再会を果たしたのです。そんな彼が人生の最後に証しした「神は必ず顧みてくださいます」という言葉が、とても心に響きました。