9月最初の水曜祈祷会、ルカ20章20節~。律法学者たちと祭司長たちはなんとかイエスを訴える口実を探していました。そこで彼らはローマ政府のカエサルに税金を納めることは律法にかなっているか、どうかをイエスに質疑したのです。それは巧みに仕組まれた言葉の罠でした。しかし、イエスはそんな彼らにデナリ銀貨を見せて、カエサルの肖像と銘があることを示し、このように言われました。「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に返しなさい。」つまりユダヤ人であってもローマの統治下にいるならば、その恩恵にあずかる者として責任を果たしなさいということ、そして大事なのは、人間は神のかたちに似せて造られた者としてその恵みに応えて自らを献げなさいということです。私たちも神のかたちとして、神のものであることを覚えて、神への感謝を献げようではありませんか。今夜は長年ともに祈り合ってきた青年を見送る忘れられない祈祷会になりました。