デボーションはⅡ列王記20章~。南ユダに次々と悪王が続く歴史の中で、ヒゼキヤ王は違いました。「彼の後にも前にも、ユダの王たちの中で、彼ほどの者はいなかった。」彼は父アハズを反面教師として徹底した宗教改革を行いました。そんな彼も晩年、病に陥り、預言者イザヤからは「あなたの家を整理せよ。あなたは死ぬ。治らない。」と宣告されてしまいます。彼は顔を壁に向け、主に祈り、大声で泣きました。すると驚くことに、イザヤが引き返してきて、「わたしはあなたの祈りを聞いた。あなたの涙も見た。見よ、わたしはあなたを癒やす。」という神のことばを告げたのです。こうして彼は15年の寿命を加えられました。彼の祈りは、単なる私的なものではなく、それ以上のもの、すなわち国と民の責任を負う者の訴えであり、涙だったのです。主はそんな彼の切なる祈りに応えられたのです。生かされていることには意味がある、そのことを改めて教えられました。