今日も水曜祈祷会は教会には集まらずにライブ配信のみでした。ルカ19:41~、弟子たちがロバの子の背に乗ってエルサレムに入場するイエスさまを見て神を賛美する一方で、イエスさまは平和に向かう道を知らず、神の訪れの時に気づかない都を見て涙を流されました。ルカ書で「イエスが…泣いた」とあるのはここだけ。エルサレムの崩壊…失われる魂へのイエスさまの深い悲しみが伝わってきます。そして、イエスさまは神殿の宮きよめを通して旧約律法の廃棄を予表し、いよいよ十字架へと向かっていかれました。聖書の時代だけでなく、神に背を向け、争いを繰り返し、未曾有の災害に悩まされ、偽預言者たちが現れる…そうした人間の罪と争いと悲しみに満ちた世をご覧になって、イエスさまは涙を流されたのではないでしょうか。自分もまた、この涙によって滅びの道から永遠のいのちの道に移していただいた者として、ますます福音を証ししていきたいと思わされました。