6月5日、横田滋さんが老衰で天に召されました。87歳でした。当初は、『早紀江がキリスト教を信じることは…良かったかもしれないが、自分は信じない。神がいるならなぜ…』と仰っていたそうなので、3年前にご自宅で洗礼を受けられたと聞いた時は本当に嬉しかったのを覚えています。それだけにこの度の召天は何とも言えない気持ちになりました。娘のめぐみさんの帰りを、40年以上も妻の早紀江さんとともに待ち続けておられた滋さん…。どんなにめぐみさんに会いたかったでしょう。葬儀は教会でとり行われ、早紀江さんは『天国で待っていて。私も行くから、忘れないで。』と耳元で話して送り出したそうです。この世の不条理を抱えたまま、旅立って行かれたわけですが、今はイエスさまの御腕の中で、疲れた体に安息が与えられ、すべての疑問に解決を与えられ、心穏やかにされていることでしょう。滋兄の召天も、一粒の麦となって豊かな実を結んでほしいものです。