5月第五主日、今日はペンテコステ記念礼拝でした。イエスさまは死からよみがえられてから、40日間、使徒たちの前にその姿を現され、神の国のことを語りました。そして彼らにこの後の大きな目的のために「父の約束を待ちなさい」と命じられたのです。現代人の一つの特徴は忙しすぎて待つことが苦手ということです。『待つこと』は『待たされる』など消極的なイメージを持ちやすいものですが、それは私たちの心を神に向けさせ、神の御業を仰ぎ見るための最善の備えなのです。ペンテコステの度に何度も思い返す聖書箇所ですが、今日は来主日からの教会の新しい出発のために、あらためて「待つこと」の意味を考える御言葉となりました。「もし遅くなっても、それを待て。それは必ず来る。遅れることはない。」神が『待て』ということには必ず意味があります。そして、神のことばは時至って必ず実現するのです。新しい週も祈りつつ、神の時を待ち望みたいと思います。