聖金曜日。イエス・キリストは、ゴルゴタの丘で二人の犯罪人に挟まれて十字架につけられました。十字架刑は最も残虐で、最も厳しい、恐るべき刑罰。苦痛を増すために手足を釘付けにし、時間をかけて死ぬように考えられたもの。人々の侮辱を一身に受け、全くの無罪の方が、人にも、神にも見捨てられ、全くの孤独になられたのです。それは、私たちの罪をご自分の罪として背負い、その恐るべき結果をご自身が受け入れるためです。…しかし、父なる神は、そんな御子イエスを見捨てられませんでした。私たちも人生において「どうして」と叫ぶことがあります。そして、神に見捨てられたような経験をすることもあります。そんな私たちのあらゆる「どうして」に、主は身をもって答えを教えてくださいました。どんなことがあっても、神は私たちを見捨てられないということを…。