11月第三主日、メッセージはエレミヤ書31:31~。イスラエル(南ユダ)は、首都エルサレムが陥落し、多くの民が捕囚としてバビロンに連れ去られるという悲劇的な時代を迎えていました。しかし、神はそんな彼らに預言者エレミヤを通じて、新しい契約を結ぶと宣言されたのです。古い契約(シナイ契約)は「律法」を十戒の石の板に記して民の前に与えられましたが、新しい契約は「あなたがたのただ中に置き、彼らの心に書き記す」と言われたのです。それは新約の時代、聖霊を心にお迎えすることによって可能となりました。スイスの宗教改革者ジャン・カルヴァンは「聖霊はキリストと我々を有効にご自身と結びつけたもうための絆」と言いました。死において私たちの命は終わっても、聖霊の絆によって死を超えて永遠なる神と結び合わされる。なんと幸いなことでしょう。