「実るほど頭を垂れる稲穂かな」もう少しで稲刈りの時期。台風も近づいていますが、なんとか乗り切ってほしいところです。私はデイサービスの送迎を週二回ほど行っていますが、そこでご年配の方からいろいろなことを教えていただきます。今日も大正12年生まれのご婦人が「いい加減に人生を終わらせないと家族に申し訳ない…」と弱々しい声ながら、しっかりした口調で話してくださいました。いつも、謙遜とはどういうものかを身をもって教えてくださっているような素敵な方です。ここでは認知症の方もおられ、介護・介助が必要な方もおられ、人はみな年老いていく者であることを実感します。時間には限りがある。自分はどのように年を取りたいか…。何のために生きているのか…。神を知り、聖書と出会わなければ…その真の意味に気づくこともなかったのだと思います。