水曜祈祷会が始まりました。Ⅱサムエル記18章~、ダビデ王は息子アブサロムの攻撃に対して、千人隊、百人隊で迎え撃ちます。ダビデは「私自身も、あなたがたと一緒に出陣する」と言いますが、兵たちに反対され、それでも一言「私に免じて、若者アブサロムをゆるやかに扱ってくれ」と命じて、兵たちを送り出します。結局、そんな王の願いも空しく、アブサロムは非業の死を遂げました。まさに親思う心にまさる親心。父ダビデの心は、息子アブサロムに結びついていたのに、それを知らずに親子は永遠の別れに。意地を張って、行くところまで行ってしまったアブサロム。どこかで立ち止まり、方向転換することができれば違った人生もあったはずなのに。子どもの人格形成にとって「赦される経験」「受け入れられる経験」は極めて重要。それは大人にとっても言えることです。